5冊目 人生はゲームなのだろうか?
No.395
ある程度の年齢を経た。
歳を経るごとに、幼い頃に想像していた大人・未来とはだいぶ違うようだと感じたのは、仕事を始めたころからだろうか。
早く大人になって、自由にお金を使って楽しく毎日過ごしたい。きっと大人は楽しいんだろう。そう思っていた。でも、実際は勉強よりも複雑でなんでこんなことをしなくてはならないのか。自由とはかけ離れた会社に拘束される日々。想像とはかけ離れていると。思い知らされるとは、思いもしなかった。
平尾昌宏さんの『人生はゲームなのだろうか?』を読んだ。哲学的思考を元に、人生とは?ゲームとは?について掘り下げていき、人生はゲームかどうか?を問う本著。結論としては人生はゲームではないけど、細々したゲーム的な要素が内に含まれているという考察は面白い。また、境目がないということも、なるほどと感じさせるものでした。
人生はゲームではないけど。ゲームのように楽しめるなら、人生は楽しいと思う。