くまプリ

ちくまプリマー新書の感想置き場

6冊目 変な子と呼ばれて

No.13

 

 私はこのブログでは自分の性別を特段公表していません。それは、私が自身の性自認に関して特殊な事情を持つためとか、そのようなわけではなく、わざわざ明示する必要も感じていないため、記してないから。というものになります。

 少し特殊な点とすれば、10年くらい前からたと思いますが、性別というものがあまり好きではない。という考えがあり、それも相まって性に関してあまり発したくないという思いもあると思います。私は自分が戸籍上の性別であることは認識してますし、自認と一致してますが、男性とか女性とか。そういう話題が好きではありません。伝わらないかと思いますが。ジェンダーレスという性別があるならそれか欲しい。そんな感覚を抱いて、今生きています。わかりにくいですね。

 

 吉永みよ子さんの『変な子と呼ばれて』を読みました。こちらは男性ですが中身は女性のミッシェル・近藤さんのインタビューのような本です。ミッシェルさんは、昭和中期位の産まれで、幼少期から自分の性別に違和感を抱き育った方です。

 今でこそLGBTが認知されてきましたが、当時は後ろ指を指されるような状態で、奇異の目で見られていたようです。これは、今の現代でもなかなか理解されてない部分ですけど、テレビ等で活躍されてる方も多く、自分が関連なければ気にしない。みたいな風潮があるように思えます。

 多様性を重んじる。そう意識的に言わないと、人は異物に想えるような存在を迫害し、嫌悪する。動物の世界のことは知りませんが、人間なんて、所詮、、、って思ってしまえて、この手の話題になると暗くなってしまう自分がいるのです。