くまプリ

ちくまプリマー新書の感想置き場

8冊目 アイドルになりたい!

No.275

 

 昔から、アイドルに興味がありません。

 友人・知人が「アイドルの〇〇かっこいいよね」「かわいいよね!」という風に話題を振られたとしても、適当に「そうだね~」と返すだけで、顔も名前もよくわからないし、興味が湧かなかった。それは今でも続いていて、私は尽く、人にあまり興味を抱かない質なんだなぁと思ったものです。

 アイドルと聞くと、容姿だけが良いことを理由に、歌や演技、表立って表現をする場に駆り出されているように思え、なんだか中途半端な人たちだなぁと思ってしまっていたところもあります。アーティスト。俳優さん。その道のプロだってたくさんいるわけですから、そこにアイドルの方々がシャシャリ出てくるという感覚で見ていたので、なんだかなぁ。と思っていたのは正直あります。

 

 中森明夫さんの『アイドルになりたい!』を読みました。ここに書かれていたのは、アイドルは好きになってもらう仕事。だから、スキルが全て優れているとか、容姿が優れすぎているとか。そいうのでは計り知れないものを売りにしている。と、書いてあり、あぁ。なるほど。と腑に落ちてしまいました。そう考えると、私のような狭い了見で見ている人の矢面に立つことになり、大変だなぁと。そもそも、アイドルを好きになる人とモチベというか、スタンスが異なることを痛感しました。

 アイドルって大変なんだなぁ。そう思いながら今後は見ることになりそうです。