4冊目 ゲームの教科書
No.98
私にとってゲームとは特別な存在だ。
幼い頃、外で遊ぶよりもゲームがしたくてたまらなくて、外で遊んでいる最中もゲームのことばかり考えて過ごしている子供だった。
学校の授業。部活。歳を経て異性との交流だったり、コミュニケーションが楽しいと感じる齢になったとしても、私の頭の中はゲームでいっぱい。早くプレイしたい。次に進めたい。レベルを上げたい。次のステージを攻略するにはどうすればいいのか。もっとこんなゲームがあればいいのに、、、こんなゲームに纏わる思考・妄想でいっぱいだった。
大人になって、時間的な制約と体力的な衰えからか、ゲームに向き合う時間は減り、いつしかやらなくなってしまった。でも、その一方で、過去ワクワク過ごしていた時の気持ちは損なわれてしまった。
久しぶりにゲームをした。最初は面倒に感じられたが、久しぶりの感覚。ゲームの世界に没入する。ダイブする感覚を取り戻し、気がつけば夜中までプレイしていた。
大人になっても、私はゲームが好きで、日々を楽しく過ごすために私にはゲームが必要なんだと。この時再認識させられた。
ゲームの教科書を読みました。
ゲーム好きが誰もが一度は夢見る「作る側に回りたい」という希望。そんな夢を叶えて、ゲームを作ってきた人が、ゲームを作るってどういうこと?を、簡単に説明した本である。ここに書かれているのは、一口にゲーム制作と言っても多くの人が関わり、役割分担がされ、アイデア出しやそれを形にして、納期に間に合わせ、徹夜に近い作業をする。過酷という表現は無かったと思うが、私達が楽しくプレイしている影には、多くの過酷な犠牲が積もっていることが一読してわかるものでした。
私はプレイするだけでいいかな。ここまでの熱意は到底ないから、世にでてきたゲームに敬意を払い、今日も楽しくプレイさせて頂きます。